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CSR活動
CSR

CSR Activities
CSR活動

六三グループが継続的に行っている取組みをご紹介します。

環境への取組み

SDGsの合致項目

2023年度 
GPマーク普及大賞ゴールドプライズに選出されました。

2023年9月に発表された日本印刷産業連合会主催「GPマーク普及大賞」で、私たち六三印刷が初の「GPマーク普及大賞ゴールドプライズ」に選出されました。
このゴールドプライズは、GPマークを表示した印刷製品をより多く生産し、その普及に貢献したGP認定工場(印刷会社)に授与されるGPマーク普及大賞を過去に3回以上受賞した企業が対象となる最上位表彰です。今回の選定に奢ることなく、六三印刷は、これからも環境に優しく品質の高いGP製品の製造と、さらなる普及のために尽力していきます。

GP製品への取組み

六三グループの環境対応企業としての取組みのひとつが、グリーンプリンティング(GP)の普及です。「GP認定制度」では、日本印刷産業連合会の環境自主基準を達成した工場・事業所を、GP認定工場として定めています。全国に何千、何万とある印刷工場のうち、認定を受けているのは443工場(※2023年3月現在)。六三印刷 東京本社/水沢工場は、2009年にGP認定工場に指定されました。認定工場が製造し、資材や印刷工程において総合的に環境に配慮された印刷製品には、「GPマーク」を表示することができます。大量印刷による環境負荷を減らし、エンドユーザーにも環境に配慮した製品であることを明示するGPマークは、多くのお客様から信頼を寄せられています。

2022年度
「GPマーク普及大賞」
7年連続 受賞

2022年秋に発表された日本印刷産業連合会主催「GPマーク普及大賞」で、私たち六三印刷が大賞を受賞しました。この賞は前年度(2021年4月から2022年3月まで)にGPマークを表示した印刷製品をより多く生産し、その普及に貢献したGP認定工場(印刷会社)に授与されるもので、今回の受賞により六三印刷は、賞が設立された2016年以来、7年連続となる大賞となりました。 私たちはこれからも、環境に優しく品質の高いGP製品の製造と、さらなる普及のために尽力していきます。

印刷産業環境優良工場
「経済産業大臣賞」受賞

岩手県奥州市にある水沢工場は、平成26年度印刷産業環境優良工場表彰にて最高賞の「経済産業大臣賞」を受賞しています。2009年にGP認定工場となり、「GPマーク表示件数日本一」に向けて全社を挙げて取組み達成したことや、環境関連の法令遵守、工場周辺の清掃や各所施設への残紙の寄贈などの社会貢献活動が受賞につながったと考えています。これからも環境配慮印刷のリーディングカンパニーとして、取組みを続けてまいります。

環境/GP勉強会の開催/
目標の設定と進捗の確認

より多くの環境配慮製品を社会に送り出すためには、社員一人ひとりが環境に対する知識を高めることが必要です。六三グループでは毎月1回、全社員を対象とした環境/GPに関するWebテストを実施。また、部署ごとに環境対応の目標を定め、毎月1回の環境管理委員会で進捗を確認しています。

「水なし印刷」と
環境に優しい
「ノンVOCインキ」の実用
水なし印刷協会の認定を受けた会社が「水なし印刷」で製作した印刷物に、このロゴマークを入れることができます。

印刷工程において、IPA(イソプロピルアルコール)といったVOC(揮発性有機化合物)を含んだ湿し水を使うことが問題視されている「オフセット印刷」。六三グループでは環境保全の観点から、一般的なオフセット印刷ではなく、有害物質を含んだ湿し水を使用せずに印刷することが可能な「水なし印刷」を採用。湿し水だけでなく、有害な廃液も一切出ない方式なので、現像液使用量や廃液量も大幅に低減。さらに、植物油インキより環境に優しい「ノンVOCインキ」の実用も広げています。2022年4月から2023年3月までの1年間に水沢工場で購入したすべてのインキが「環境配慮型インキ」で、そのうち約80%が「ノンVOCインキ」となっています。

「Clear Skyサポーター制度」に登録

六三グループでは、環境に優しい印刷事業の取組みをより一層強化するために、東京都が推し進める大気環境改善促進事業「Clear Skyサポーター制度」に登録。大気汚染の原因となる物質削減に向けて、様々な取組みを実施することと同時に、社員一人ひとりの意識向上にも努めています。

環境事業

六三グループは、2009年から環境事業に参入しています。温室効果ガスを抑制できる次世代エネルギー「太陽光発電 」を拡販するための企業として、ムツミソラクル株式会社を設立 。多くの事業所やご家庭に太陽光発電を導入いただいてきました。また、環境事業の一環としてLEDや蓄電池も取り扱っています。ますますの需要増が見込まれる省エネルギー型環境製品を中心に、今後も環境事業を推進していきます。

LED/太陽光発電の
導入

六三グループ本社では、フロアの照明にLEDを使用しています。蛍光灯に比べ消費電力が大幅に削減されるとともに、照明器具の長寿命化に伴う環境保全への貢献、さらに明るさ改善・点灯中の発熱減少など、働きやすい職場環境づくりにも役立っています。また、水沢工場では社屋に太陽光パネルを設置しており、毎月電力会社へ売電した数値を管理・記録しています。こうした節電設備の積極的な導入と、社員全体の省エネ意識向上により、消費電力削減を目指しています。

ノーカーボン紙を
トイレットペーパーに
リサイクル

エコへの意識を高めるための取組みのひとつとして、複写伝票などに用いられるノーカーボン紙の残紙をトイレットペーパーの原料としてリサイクルしています。ノーカーボン紙には特殊な薬品が含まれるため、本来であれば焼却処分されますが、六三グループでは、独自に提携したリサイクル業者のご協力により再生利用しています。

PLATE to PLATEへの参加

水沢工場では、富士フイルムのグループ会社でリサイクルの推進窓口となる株式会社エフアールの「PLATE to PLATE」に参加しています。これは印刷会社・新聞社で使用された刷版のアルミニウムを再利用するクローズドループリサイクルシステムで、使用済みの刷版から従来と同じ高純度のアルミニウムを生成し、プレート製造に再利用する仕組みのこと。これにより刷版のライフサイクル全体で発生するCO2量を、アルミニウム新地金を使用する場合に比べ、最大60%削減することが可能となりました。

紙の消費削減への取組み 
ペーパーレス校正/裏紙の再利用

六三グループでは、紙の消費削減や業務効率化を目的に、2020年6月より「ペーパーレス校正」を導入。液晶タブレットと専用のペンを使用することで、紙に依存しない校正・チェック作業を可能としました。その結果、東京本社全体でもコピー用紙購入枚数の年間約25%削減に成功しています。また、ペーパーレス校正と併せて、不要となったペーパーを裏紙として再利用することも推進。特にアクティブコーポレーションでは、社内で発注書を出力する際に裏紙再利用を徹底。本社や地区営業所でも、重要な書類以外の出力は裏紙再利用が習慣化されており、大幅な紙の消費量削減を実現しています。

コンプライアンスへの取組み

SDGsの合致項目

法規制遵守の取組み

六三グループでは、様々な仕事に関わる法律や法令、条例などをまとめ、全社員が閲覧可能とすることに取組んでいます。それぞれの部署などに関連する法令などをしっかりとチェックして、コンプライアンスの遵守を徹底しています。

ライセンス管理

コンプライアンスを遵守するために、全日本印刷工業組合連合会が提供するAdobeライセンスプログラムに登録しています。これは印刷業界で最も使用されているAdobe製品のライセンスを一元管理できるプログラムで、業務に欠かせないソフトウェアを不正利用することなく、正規にライセンス契約を結んでいます。

CSRスリースター認定
六三グループのCSRへの取組みは、東京財団の「CSR白書2016」にも取り上げていただきました。

環境・安全・エネルギー・福祉・ライフスタイルなど、企業を取り巻く環境が大きく変化し、社会からの様々な要請に応えるCSR(企業の社会的責任)が重要視される中、六三グループでは、全日本印刷工業組合連合会が行う「全印工連CSR認定」の最上位認定である「スリースター認定」を受けています。スリースター認定企業は2023年2月現在、日本全国で六三グループを含めて12社しかありません。今後も印刷業界が社会の中で必要とされる業界であり続けるため、六三グループの取組みを率先して向上させていくことを目指します。

情報セキュリティへの取組み

SDGsの合致項目

ISMS(ISO27001)
認証取得

六三グループでは情報化社会の急速な発展に合わせ、お客様の財産である情報の管理について、その重要性を強く認識し、早くからその強化に取り組んできました。
情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)を構築し、2005年9月22日に、ISMS(ISO27001)を認証取得いたしました。六三グループの情報セキュリティの取組みは、ISMSに準拠する形で行っており、情報セキュリティ基本方針のもと、継続的な情報セキュリティマネジメントの運営に努めています。

ISMS勉強会の開催/
目標の設定と進捗の確認

情報セキュリティを守るためには、全社員がISMSについて深く知ることが重要です。六三グループでは、毎月1回ISMSのWebテストを実施。また、各部署ごとに情報セキュリティの目標を定め、毎月1回のISMS委員会で目標の進捗を確認しています。

セキュリティ対策

警備システムの採用や部外者を立入禁止にしたセキュリティエリアの設置、Webサーバーの24時間監視体制やネットワークインフラの強化など、お客様の情報を常に安全に保護できるよう、ハード面の体制を整えています。特にセキュリティレベルの高い個人情報を扱うセキュリティルームでは、許可された少数の社員の入退室ログ管理を行うことで、情報漏洩を抑制しています。また、機密保持契約(NDA契約)の締結など、あらゆる手段を講じて、情報漏洩に対する徹底的な情報管理を行っています。

個人情報保護
に関する取組み

個人情報の保護は企業が取組むべき優先事項のひとつです。特に、情報産業の一翼を担う企業として、個人情報の保護は社会的責務であり、社員一人ひとりの意識の向上はもちろん、設備投資や社内の個人情報保護のルール化も同時に行う必要があると考えています。六三グループでは、ISMSの基準に準拠する形で全社員が個人情報保護の意識を持ち、事業活動を円滑に行うための取組みを行っています。

セキュリティルーム設置

六三グループでは、応接スペースを除くすべてのエリアを部外者立入禁止と定め、社内外の機密情報へのアクセスを制限しています。加えて水沢工場には、少数の決められた社員のみ入室を許可されているセキュリティルームが設置されています。
このセキュリティルームは、個々の条件に合わせて1枚ずつ掲載内容を可変するバリアブル印刷を行う専用エリアとして施工されたもので、機密情報の中でもセキュリティレベルの高い個人情報を保護しています。セキュリティルーム入口に設置された非接触式カード錠システムは、セキュリティカードを携行しない人員に対して入室を制限するだけでなく、セキュリティカードごとに入退室のログを管理しています。外部からの脅威を防ぎ、セキュリティを高く保つことで、お客様からの信頼に応えられるよう、システムの運用に対しても定期的な見直しを実施しています。

ITインフラの高位平準化による
セキュリティ対策とサービス向上

六三グループが制作・管理しているWebサイト・Webシステムは、アマゾンウェブサービス(以下AWS)というクラウドプラットフォームを導入し、自社専門チームが運用をしています。AWSは主要な政府機関や銀行などが求める高いセキュリティ要件を満たすよう構築され、クラウドプロバイダーの中でも豊富な運用経験を持つサービスです。
AWSを利用した専門チームの取組みで、システムの階層化、専用回線によるメンテナンス、暗号化通信などの高いセキュリティ環境を構築。24時間監視を実現し、サーバー障害時や高負荷が発生した際にも最速で対応。すべてのデータはバックアップされ、万が一の外的要因による障害にも対応しており、セキュリティ面とサービス面のクオリティ向上を実現しています。
六三グループのクライアントすべてのWebサービスにおいて、安全性と安定性を高水準で確保するため、日々ITインフラの最適化も行っています。

セキュリティレベル向上のための
Google Workspace導入

六三グループでは、クラウド型グループウェアの『Google Workspace』を導入し、企業活動を行う上で重要な要素のひとつである「情報漏えいリスクの引下げ」を実践しています。セキュリティレベルの高いクラウド環境に情報を一元管理することで、社員個人のPC環境に情報を格納することがなくなり、万が一紛失や盗難などの事態に陥っても遠隔からアクセスをブロックすることで、社内外の機密情報を保護することが可能となっています。またファイルの共有はもちろん、セキュリティ保護環境でのチャットやビデオ通話も可能なため、業務の効率化、社員の労働環境の向上にも大きな役割を果たしています。

リモートワーク

近年のコロナ禍に伴い、六三グループでは積極的にリモートワークの導入に取組んできました。以前から育児や介護などの事情がある社員向けに「在宅勤務制度」を導入しており、多くの社員がスムーズにリモートワークへ移行。ワンタイムパスワードの活用や使用するデバイスの事前登録といったセキュリティ対策のほか、共有クラウドサーバーやビデオチャットなど様々なツールを使い分けることで、出勤時と変わらない就業環境を確保しています。六三グループでは今後も新しい技術を取り入れ、安心・安全なリモートワークを続ける予定です。

品質への取組み

SDGsの合致項目

メディア・ユニバーサル
デザイン
(MUD)
への取組み
本社にはメディア・ユニバーサルデザイン・アドバイザーの資格を持つ社員が複数在籍しています。
2021年(第15回) メディア・ユニバーサルデザイン
コンペティション佳作受賞

多様化する社会に応じて、印刷物におけるデザインもより読みやすく、見やすく、使いやすいものへと進化しています。大事なのは、利用者の視点に立った機能性と美しさを両立させること。すべての人に情報がきちんと伝わるように、高齢者や色覚に障がいがある方でも見分けやすい配色はもちろん、様々なデザイン要素を有効に活用することが重要です。
六三グループでは、「デザインを通じた社会貢献」の一環として、メディア・ユニバーサルデザイン(MUD)への取組みを強化。社員のMUDアドバイザー資格取得を積極的に推進するなど、MUDへの理解を深める努力を続けています。
併せて、全日本印刷工業組合連合会主催で開催の「メディア・ユニバーサルデザインコンペティション」にも積極的に参加。2015〜2021年には7年連続で入賞を果たしています。近年では受注案件ベースの応募から、社内で企画制作した作品の応募が主体となりました。今後も同コンペに参加することで、「デザインを通じた社会貢献」に必要な知識と技術、そして発想力の向上に努めていきます。

校閲専門部署
「校閲課」

六三グループでは「校閲課」を設け、制作物に対し社内校閲マニュアルをもとに品質の高い校正を行い、ミスのない製品を納めることに力を入れています。課の名称を「校正」ではなく「校閲」としたのは、より高い品質を実現するため。単に校正業務をするだけではなく、より読みやすい文章のご提案やコンプライアンス違反のないよう留意するなど、制作物の品質を高める取組みを行っています。さらに、営業・制作・校閲の各部署でネットワーク化したスケジュール進行の共有システムを活用し、案件の状況を全ての部署が随時把握できるように管理しています。

品質の最終チェック
「品質管理課」

水沢工場には、印刷の品質を確認する品質管理課が設置されています。印刷工程は、お客様の大切な商品を仕上げる非常に重要な工程。その工程でミスを出してしまうことは、エンドユーザーの信頼を失いかねず、お客様にとっても、大きな損失につながります。六三グループでは、ミスを出さないための取組みとして1992年より品質管理課を立ち上げ、最終的なチェックをしています。これにより、ミスは激減した上、印刷の品質向上にもつながっています。

社内勉強会の開催

六三グループでは、制作物の品質を高める取組みの一環として勉強会や事例共有会を定期的に開催しています。2020年からはコロナ禍におけるウイルス感染症防止対策としてオンラインでの開催となり、自席・自宅・地区営業所どこからでも参加が可能に。また後日資料が共有されるため、参加することができなかった社員も内容を知ることができます。勉強会や事例共有会を開催することによって個人がそれぞれ持っている知識やノウハウを共有し、各部署の知識の底上げや品質のさらなる向上につなげています。

外部研修への積極的な参加

最適な情報発信・情報収集・情報分析を提供できるよう、様々な外部研修に参加することにより全社員のレベルアップを図り、活力ある職場環境と人の育成を伴った組織づくりに取組んでいます。コロナ禍により「リアル」での外部セミナーや研修参加の機会は減りましたが、オンラインで開催される外部セミナーや研修に積極的に参加をしています。

プロジェクト管理ツール
Redmineの活用

業務を確実に効率よく行うために、プロジェクト管理ツール「Redmine(レッドマイン)」を導入しています。業務に関わる様々な情報と関係する担当者、及びその作業状況が即座に「見える化」されることで、無駄を省きながらタスクを効率良く、確実に実行することを目指しています。

案件管理システムの活用

2022年より自社開発のアプリケーションを使用し、案件情報の一元管理を行っています。すべての案件をガントチャートで見える化し、全部門が常に進捗状況を把握できることで、相違や遅延を防ぎスムーズな連携を実現しています。また、案件それぞれに制作データNo.を付与し、データの取り間違いを予防し正しくデータが管理されるよう徹底しています。

社会貢献・地域指向への取組み

SDGsの合致項目

スポーツごみ拾い大会
「エコフェス」の開催

2019年4月20日の土曜日、東京( 潮見)本社に集まった社員39名と、そのご家族8名(うち子ども6名)でエコフェス「スポーツごみ拾い大会@潮見」を開催しました。これは本社のある潮見周辺のごみ拾い活動を年に一度のスポーツイベントにしたもので、「地域貢献」「環境保護活動」「参加者の環境への意識向上」を目的としています。 ルールは拾ったごみを3種類( 燃えるごみ、燃えないごみ、タバコの吸殻)に分類し、それぞれのごみの重さに応じたポイントを競い合うというもの。約5人1組のチームに分かれ、1時間ほどごみを集めました。参加してくれた子どもたちだけでなく大人全員も、みな我先にとごみを拾い集め、最終的に全チームが回収したごみの総量は、約27kg。参加者全員が「ごみのポイ捨て問題」について改めて考えさせられる機会となりました。 大会終了後には、参加者の労をねぎらうために本社駐車場にてバーベキューを開催。後片付けではバーベキューで出たごみまで分別するなど、最後まで「エコフェス」な1日となりました。六三グループでは今後もこのような環境イベントを開催し、社員とそのご家族への環境意識向上活動を推進していきます。

産学連携

デザイン関連の専門学校のゼミナールと連携・協力した取組みを行いました。六三グループが展開する事業フィールドを「学生と企業との接点」として活用していただき、広い視野を持った人材の育成に寄与するとともに、活動を通じて社会貢献につなげていきたいと考えています。

中学生や職業訓練所からの
インターンシップ受け入れ

六三グループでは、地元の学校や職業能力開発センターよりインターンシップを受け入れています。また、地元の中学校の教師や生徒数名を受け入れ、印刷や制作現場の生の雰囲気を味わってもらう機会も設けています。

工場見学受け入れ

水沢工場では、周辺の学校や同業他社に向けて、工場見学を行っています。実際の印刷工程もさることながら、環境に配慮した取組みなどの紹介を行っています。学生に印刷の現場を知ってもらうだけでなく、地元の雇用を創出する採用活動の一環としての側面もあります。

アルミ缶を集めて
車椅子寄贈

職場や家庭で飲んだジュースなどのアルミ缶をリサイクルし、他の協力会社とともに車椅子を介護・老人福祉施設へ寄贈するプロジェクトに、2012年8月から継続して参加しています。水沢工場の玄関にはアルミ回収ボックスを設置し、社内で出るアルミ缶に加え、社員が各家庭からも缶を持参し、収集しています。2022年度までに累計14台の車椅子を福祉施設へ寄贈しました。近年はコロナ禍の影響もあり、1台の車椅子を寄贈するためにはアルミ缶750kgが必要で、1社単体では集めるのが難しい現状ですが、他の協力会社とともに、より多くの車椅子を寄贈できるように積極的に推進しています。

エコキャップの回収

六三グループは社会貢献活動の一環として、ペットボトルキャップの回収を行っています。2021年度には14,792個のキャップをNPO法人エコキャップ推進協会に寄付しました。回収されたキャップは再生プラスチック原料として換金され、リサイクルの促進、CO2の削減、売却益での障がい者・高齢者雇用促進、発展途上国へのポリオワクチンの医療支援など、様々な社会貢献活動に運用されています。2009年から始めたこの活動で、累計129,760個のキャップをエコキャップ推進協会に送付しており、963.27kgのCO2削減を実現しています。

地域清掃活動への参加 
東京本社/水沢工場/旭川工場

六三グループでは、地域貢献活動の一環として、会社周辺の美化運動にも積極的に取組んでいます。東京本社では毎月2回、近隣企業によって結成された「しおみの“わっ”プロジェクト」の活動として、有志メンバーが地域のごみ拾いに参加。これと併せて、入社1年目の社員を中心としたメンバーが、毎朝の始業前に会社周辺の清掃を行っています。 水沢工場でも毎週水曜日に会社から1km圏内の清掃を実施。雑草が伸びる夏場には、同時に草刈りを行うこともあります。また、田中シールの旭川工場では、旭川印刷製本工業協同組合が主催する「旭川動物公園周辺ゴミ拾いボランティア」に定期的に参加。地元の人気観光スポット周辺の美化に努めることで、観光産業への貢献も見据えた活動を行っています。

普通救命講習/AED設置

普通救命講習とは、緊急時に救急車が到着するまでの間の救命処置を学び、傷病者の生存率を大きく引き上げるものです。東京本社では、東京都防災救急協会から講師を招いて講習を開催。地区営業所では社員が最寄りの所轄消防署へ足を運び、受講しています。 近年は新型コロナウイルスの影響で予定通りに受講できない年もありましたが、2022年より検温や感染症対策を行ったうえで講習を再開。さらに今後は、水沢工場での有資格者による講習実施、旭川工場での普通救命講習も再開し、六三グループ全員の認定証取得を推進していきます。また、普通救命講習の取組みと併せて、東京本社では2019年よりAEDを1台設置。社内はもちろん、会社周辺での緊急時に備えています。

献血
実施中は本社前での告知を行い、近隣の方への協力も募りました。

毎年、東京本社と水沢工場では、献血バスを招いて献血を行っています。2022年度は6月に水沢工場、11月に東京本社で実施。社員はもちろん、近隣企業や地域住民の方を含めて合計36名の方にご協力いただきました。社会貢献への取組みというだけでなく、地域の方々とのコミュニケーションの一環として、今後もこの活動を継続していきます。

チャレンジデーへの参加

チャレンジデーとは、人口規模がほぼ同じ自治体間で行う、地域活性を目的としたイベントです。1日に15分以上スポーツなどの運動を行った住民の参加率を競い合うもので、対戦に敗れた場合は、勝った自治体の旗を庁舎のメインポールに1週間掲揚するというルールです。“まちの威信と名誉”をかけたこのイベント。水沢工場の2016年度の対戦自治体は長崎県大村市でしたが、先方の勝利で終了しました。

植樹・育樹祭への参加

神奈川県横須賀市で定期的に開催されている「湘南国際村めぐりの森 植樹・育樹祭」。ゴルフ場開発などで失われた自然環境の再生を目的としたイベントで、様々な企業や地元の方々など、毎回たくさんのボランティアが参加。複数種類の植物を密集させて植樹する「混植・密植方式」により、森林の早期形成を目指しています。2022年の開催にも、六三グループから有志のメンバーが参加。総勢529名の参加者とともに、土地本来の潜在自然植生種である30種類の苗木2,511本の植樹達成に貢献しました。

近隣の園児たちとの交流 
ハロウィンイベントへの参加

東京本社では近隣の保育施設が行うハロウィンイベントに参加しました。可愛らしいコスチュームで来社した園児たちを、本社エントランス前で六三グループの社員たちがお出迎え。お菓子をプレゼントするだけでなく、施設の先生や保護者のみなさまとも交流を深めました。

地元開催の「アートパラ深川」に
サポートパートナーとして協賛

障がい者の方に活躍の場を提供する。そして深川一帯の地域振興を図る。そこにアートの要素をかけ合わせ、2019年からスタートした市民芸術祭が「アートパラ深川」です。2021年からサポートパートナーとして協賛企業に加わり、資金面だけではなく、ポストカードの制作やボランティアへの参加など、地元発信のイベントを支える活動に取組んでいます。

各所施設への紙の寄贈

水沢工場では、印刷時に使用しなかった予備の紙などを、地域の幼稚園に寄贈しました。限りある資源を無駄にせず、幼稚園のみなさまで有効に利用していただいています。

雇用・労働安全への取組み

SDGsの合致項目

女性活躍推進
「六三女子部」

2016年2月、女性活躍推進の取組みとして、「六三女子部」が発足。現在は、労働安全衛生委員会の分科会として7名の女性社員が活動しています。これまでの主な活動内容は、女性の出産休暇・育児休暇や男性の育児休暇をサポートするために、取得準備から復帰までの流れを冊子にして全社員に公開。女性社員が安心して利用できる休養室も設置しました。また、女性社員向けアンケートを毎年実施し、働くうえでの悩みやキャリアアップに対する意識などの調査を行っています。 2022年度は、この女性社員向けアンケートや就業実績を基に、3年の期間とした女性活躍推進に関する2つの目標(一般事業主行動計画)を策定。その計画目標は社内のネット上で公開し、情報の一部は外部にも公開しました。今後も六三女子部は、「誰もが働きやすい環境づくり」を目指して活動を続けていきます。

ダイバーシティへの取組み

グローバル化がますます加速している現代において、企業には国籍や文化、性別などダイバーシティへの配慮が求められています。こうした流れを背景に、六三グループは外国籍人材の雇用に取組み始め、2023年3月現在8名の外国籍の正社員を雇用しています。国籍を問わず多様な人材を活用することで、社員一人ひとりの個性を尊重し発揮し合う企業風土がつくられると同時に、新たな視点でのイノベーション創出や生産性の向上につなげることができると考えています。今後も外国籍社員の雇用にとどまらず、グループ内のダイバーシティを積極的に推進していきます。

出産休暇/育児休暇/
介護休暇

六三グループでは、ワークライフバランスを推奨し、仕事と家庭の両立がしやすい環境をサポートするため「出産休暇/育児休暇/介護休暇制度」の整備を積極的に行っています。2017年度からは、出産休暇・育児休暇をさらに取得しやすくするため、面談シートを作成。安心して産前休業へ入り、育休からの復帰の不安を和らげる流れが休暇取得者と会社・上長間で形成されています。また、育児休暇復帰後には短時間勤務の制度を設け、個人の状況に合わせて、1日の勤務時間を短くすることができるようになっています。

在宅勤務制度

育児や介護と仕事を両立していきたいと考える社員も少なくありません。そういった社員の声に応えるため、六三グループでは「在宅勤務制度」を導入しています。通信手段の発達により、会社に来なくても仕事ができる社会となっている現代。だからこそ、社員の働き方にも多様性を認めるべきだと考えています。新型コロナウイルスの感染拡大により多くの企業でリモートによる業務の推進が始まり六三グループでも多くの社員が在宅勤務となりました。国内に複数の営業拠点と生産拠点をもち、様々なネットワークを通じて業務を行ってきた六三グループならではのノウハウを活かし、長く働いてもらうための手段として、今後も在宅勤務を推進していきます。

ワークライフバランスの充実 
ノー残業デー/21時退社/
サマータイム

六三グループでは、社員のワークライフバランスを大切にする取組みを進めています。毎週水曜日は定時退社とする「ノー残業デー」の徹底、21時以降は原則残業禁止の「21時退社」ルールを実施しています。残業時間に制限を設けることで、生産性を高め、より効率的な仕事の進め方を考えることにもつながっています。また、夏季には出勤時間を前倒しできる「サマータイム制度」を導入しています。退勤時間が早まるので、夏の明るい時間を有効活用できるこの制度。時間を上手に使い、プライベートも仕事も充実させてほしいと考えています。

労働安全衛生委員会 
ハラスメント窓口/ストレスチェック/休養室

労働者の働く環境を守るため、一定の基準に該当する職場では、安全委員会及び衛生委員会を設置することが義務付けられています。六三グループでは労働安全衛生委員会を設置し、より良い職場環境づくりのための取組みを進めています。これまでハラスメント対策として、ハラスメント窓口の設置や、ハラスメント防止ポスターの制作・掲示を通じた啓蒙活動を行ってきました。また、2015年12月から義務付けられている、全社員に対する「ストレスチェック」も毎年実施し、社員のメンタルヘルスケアに役立てています。

交通安全講習会

一般社団法人 日本自動車連盟(JAF)様から講師をお招きし、業務上で社用車を運転する社員を対象に「気づく運転、優しい運転 〜JAF流事故回避術〜」をテーマに講習会を開催しました。社員の安全を確保すると同時に、通行する人たち全てを守るためにも、今後も定期的に開催する予定です。

避難訓練

大きな災害が起こったときに、人的被害を最小限に抑えるために日ごろから備えておくことが重要です。東日本大震災を経験した水沢工場では、毎年避難訓練を実施。担架による救護活動や、工場が停電した場合を想定した訓練、工場から自宅までの到着時間を計測するなど、万が一の事態に備えて、社員全員が真剣に取組んでいます。

安否確認システムの導入

災害発生時に社員やその家族の安否を確認することは、企業の重要な役割のひとつです。六三グループでは、BCP(事業継続計画)の一環として、安否確認システム「セーフティリンク24」を導入。また、災害などの緊急事態に遭遇した際に、事業資産の損害を最小限にとどめて事業を継続するためのBCP策定にも取組んでいます。

5S活動
水沢工場の5Sパトロールの様子
5Sパトロールの報告書を掲示し、見える化を徹底。

働きやすい職場環境の構築に必要なのが5S活動です。整理・整頓・清掃・清潔・躾の5項目をチェックし、徹底することで、正しい仕事の手順と品質を守ることができます。六三グループでも毎日始業時に身の回りの整理・整頓を中心として行う5Sタイムを実施。さらに毎月1回、各部署の活動状況を確認し、必要に応じて是正しています。また、水沢工場では温度・湿度の管理を徹底し、年間を通して工場内の温度は23度±2度、湿度は55%±5%に設定されています。天候に左右されずに印刷を行うことで、品質の安定はもちろん、社員の体調維持にも役立っています。

快適で健康的なオフィス環境への取組み
エアコンの吹き出す風をファンで拡散
制作フロアに設置された多機能加湿装置

六三グループの本社で最も社員が集まる制作フロアには、合計5機のハイブリッドファンを空調機器に取り付けています。室内の空気を効率よく循環できるため、フロア全体の温度差を解消。特に床付近の室温低下を抑え、足元の冷えを軽減できるので社員からも好評です。さらに空調効率が高まることでエアコンによる消費電力を最大30%程度まで下げることができ、CO2削減にもつながっています。また、同じ制作フロアには、空気清浄機能が付いた大型の多機能加湿装置を4機設置。快適で健康的なオフィスの空気環境を実現すると同時に、ウイルス感染症防止にも役立っています。

情報開示・コミュニケーションへの取組み

SDGsの合致項目

六三カレッジの開催

「人が伸びて会社が伸びる」という基本理念にもある通り、六三グループでは社員が持つ知識やノウハウを社内で共有・活用することで会社全体の価値を向上させていくナレッジマネジメントを重要視しています。まさにそれを実践することで毎年開催されてきたのが「六三カレッジ」です。有志で参加した社員が一堂に会し、一人ずつが講師となり「この1年間で学んだこと」をセミナー形式で発表。さらに意見交換を行い、個人の知識を全体へと共有します。他の参加者の発表を聞くことによる学びはもちろん、自らが講師となり、発表内容や構成、見せ方、演出を考えていく中で、かけがえのない大きな経験を得ることもできます。また、全国からグループ会社の社員が集まるため、地域性や価値観の違いなども肌で感じることができ、普段は顔を合わすことがない社員同士の交流の場としても貴重な機会になっています。近年はコロナ禍の影響で中止となっていましたが、2023年は3年ぶりに開催。前回より多い46名の社員が参加し、学びと交流を深めました。六三グループは今後もこの試みを継続し、さらなる企業力の向上に努めていきます。

サンクスカード
Webサービスによって、自席から在宅勤務社員や地区営業所社員へリアルタイムで「ありがとう」が贈れるようになりました。

2017年から年3回、感謝の気持ちを伝え合うサンクスカードキャンペーンを実施しています。以前までは手書き手渡しのサンクスカードでしたが、コロナ禍で在宅勤務者が増えたことにより、2021年からはWebサービスを使って贈り合うことが可能に。パソコンやスマートフォンから簡単に贈ることができるため、毎回1,000枚以上の「ありがとう」が寄せられています。改めて感謝の気持ちを伝える貴重な機会となるため、今後も継続して実施し、社員のやる気やコミュニケーション活性化につながればと考えています。

従業員満足度向上のための取組み 
ESアンケートの実施/公開
経営陣からの回答編の発行や、社員と経営陣とのESミーティングも併せて行うなど、効果的な活用がなされています。

2011年から実施している、ES(従業員満足度)アンケート。社員の本音を経営層に伝える重要な機会として、これまで16回実施。仕事の「満足」に関わる「動機づけ要因」と、仕事の「不満足」に関わる「衛生要因」といった設問に分け、両方の要因がともに満たされる職場環境づくりを目指しています。より良い環境で従業員が仕事に取組めることが、お客様の満足度を向上させることにつながると私たちは考えています。今後も様々な角度から社員の意見を吸い上げることができるよう、継続的に実施していきます。

顧客満足度向上のための取組み 
CSアンケートの実施/公開

2018年に設立された、顧客満足度向上への取組みを行うCS委員会。各種サービスのさらなる質の向上、お客様の期待を超える企業であり続けることを目的としてCSアンケート( 顧客満足度調査)を実施しています。
CSアンケートでは普段知ることのできない「お客様の生の声」を吸い上げ、営業部門だけでなく、制作部門や管理部門など全社的に“お客様にとっての六三グループ”を見つめ直す重要な機会となっています。また集計結果を開示し、お客様からの声を共有することで、六三グループをより良い企業へと成長させるための取組みにつながると考えています。

社員のつながりを深める社内報「しゃいん」の発行

六三グループでは定期的に社内報を発行。社内報編集委員が中心となり、全国の社員と協力しながら制作しています。社内イベントやニュース、仕事の好事例、地区営業所の特色などを紹介することで、グループ全社員のつながりを深めるコミュニケーションツールとして機能しています。
2021年度からは、パソコンやスマートフォンですべてのバックナンバーを読み返せる環境を整え、社員の「知りたい」に応え続けています。

SDGs社内ポスター「私のSDGs」

近年、ますます関心が高まるSDGs。私たち六三グループでは2021年9月より「SDGsをもっと自分ごととして考えてほしい」というコンセプトのもと、社員一人ひとりの「私のSDGs」をポスターとして発表する試みを実施しています。2023年4月の時点で第20弾(80名分)までを制作し、エコバッグやマイボトルの使用、地産地消の実践、ごみの分別徹底、再生素材の推進、食品ロス削減に向けた取組みなど、バラエティ豊かな目標が展開されました。また、ポスターは六三グループの全営業所に掲示されるので、社内での反響も大きく、社員たちのSDGsの意識向上にも貢献しています。

財務・業績への取組み

SDGsの合致項目

損益の共有

財務状況の共有を図るため、毎月1回、管理職が集まり、損益の情報をシェアしています。企業活動の要となる損益を全管理職が知り、さらにメンバーへ伝達していくことで、全社員に財務状況が共有されます。さらに各部署ごとに何をすべきか、どのような行動につなげていくかを考えることで、財務状況に関するPDCAサイクルが生まれます。

受注管理システム
製品はバーコードで管理しています

六三グループでは、受注管理システムとして、印刷業向けに特化したMISソフト「Print Manager(P-Man)」を導入しています。見積 ⇒ 制作 ⇒ 製造 ⇒ 納品 ⇒ 売上計上まで一括した管理のもと、正確かつタイムリーな受注管理体制を構築しています。

GET100プロジェクト

「企業の社会的責任」で大切なことは、業務を向上させて利益を出し、給料や税金によって社会全体に富を還元すること。六三グループではES(従業員満足度)アンケートとCS(顧客満足度)アンケートを定期的に実施し、社員と顧客の双方から集まった意見を業務改善につなげていきます。これらを含めた活動を「GET100プロジェクト」と題し、達成率100%を目標に、全社員が一丸となって進めています。
これらの取組みの結果については、年1回の全社員大会で各社員へ共有。ここ数年はコロナ禍のためにオンラインでの開催となりましたが、2022年10月には3年ぶりに社員を会場に集めて実施。プロジェクトに対する社員の理解を深めました。