平成22年9月15日、東京・ホテルニューオータニにて「印刷の月」記念式典が行われ、弊社水沢工場(岩手県奥州市)が、『経済産業省 商務情報政策局長賞』を受賞しました。この表彰制度は、社団法人日本印刷産業連合会が平成14年度から実施しているもので、印刷産業界における環境問題への取組みを促進し、印刷工場の環境改善及び印刷企業に対する社会の一層の支持・理解を獲得することを目的としています。今回は総数92工場から応募があり、水沢工場が受賞した賞は、このうちの上位3社に与えられる賞のひとつです。
弊社は、環境マネジメントを企業の果たすべき社会的責任として早くから重視し、リサイクル活動の推進、有害廃棄物の排出低減、省エネルギー、グリーン購入、環境関連法の遵守に取り組んでまいりました。平成2年に水沢工場を移設して以来、およそ20年の歳月をかけた全社的な取組みの成果を、お客様ならびに従業員の目に見える形で評価していただいたことを大変喜ばしく思うとともに、これからもよりいっそうの環境に配慮した事業活動を進めてまいります。社会から企業活動に対する環境対応が求められる中、お客様のよりよいビジネスパートナーとして、地球環境にやさしい製品・サービスの提供を行っていきます。
本工場は、岩手県水沢に位置する中小規模のオフセット印刷工場である。印刷業界としては早い時期にISO14001の認証を取得、スパイラルアップが図られていることが記録等からも確認でき、成果が見える。省エネ活動として作業効率アップを目標に掲げ、数値で把握し達成していることは大いに評価できるとともに、日常行動の基本を5S活動と位置づけていることから、それが従業員の対応、各作業に表れ、確実に実践されている。また、地域同業会社のリーダーとして定期的に勉強会等を開催し、環境配慮の取組を啓発していることは業界の模範となり、総合的に判断して経済産業省商務情報政策局長賞に賞する。(社団法人日本印刷産業連合会 記念式典冊子より)